この15日、所用があって出町柳迄出かけたところ、満開の桜に出逢いました。近づくと「おかめ桜」と記してありました。感染症、ウクライナ、そして福島、宮城沖の地震と胸が塞がる思いの日々の中、春になると咲いてくれる花達に感謝しかありません。
緊迫した世界情勢の中、お気楽で後ろめたいのですが、前回に続いて、NHKの大河繋がりの話です。平清盛と一緒に後白河法皇に会いに行ったのが、小泉孝太郎さん演ずる平宗盛でした。宗盛は能楽「熊野(ゆや)」のワキとして登場します。シテは勿論熊野。場所は清水寺。時は春。
「・・・寺は桂の橋柱。立ち出でて峰の雲。花やあらん初桜の祇園林下河原。南を遥かに眺むれば。大悲擁護の薄霞。熊野権現の移ります。御名も同じ今熊野。稲荷の山の薄紅葉の。青かりし葉の秋又、花の春は清水の。ただ頼め頼もしき春も千々の花盛り。・・・」
作者は世阿弥。時は違って今でも同じ風景を見ることが出来るのが、本当に不思議です。