二月も半ばなので、多分咲いているであろうと京都御所迄やってきました。梅林の中の小径を北の方から進むと、最初に蝋梅が遠くからでもそれと判る黄色い花弁を付けて、近づくと甘い香りが漂ってきます。紅色や白梅も咲き始めていて、季節は間違いなく巡っていることを感じます。

今年のNHKの大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」。前回分に、中村獅童さんが梶原景時役で出演されていました。石橋山の戦いで大敗し数人の家来と山の洞穴に隠れ潜む頼朝を、わざと見逃した場面でした。
丁度最近読んだ能「箙(えびら)」の謡本、世阿弥の書いたその物語のシテが景時の子の梶原源太景季なのです。
「・・・心を静めて見れば。所は生田なりけり。時も昔の春の。梅の花さかりなり。一枝手折りて箙に挿せば。もとより雅たる若武者に。相あふ若木の花鬘。かくれば箙の花も源太も我さきかけんさきかけんとの。心の花も梅も。散りかかって面白や。・・・」
お能大好き人間としては、この一年、ドラマ繋がりで、お仲間が増えてくれることを願っています。