京都寿司のれん会のお店が、京都新聞に順番に受け持って掲載する「続・京都すしやねたばなし」。今回はこの新聞記事をこのブログにお借りします。

☆昭和25年にここ随一の繁華街、四条河原町で創業されたのですね。〇祖父はハイカラで好奇心旺盛な人でした。寿司飯のことを業界では「しゃり」といいますが、祖父は「ライス」と言っていましたね(笑)。先代(父)も面白い人で、京寿司の多様なおいしさを知ってもらいたい、と「京味津々(きょうみしんしん)」を考えました。

☆いろんな京寿司を、少しずついただけるのですね。〇当店の京寿司は伊達巻、鯖寿司、箱寿司、巻寿司の詰合せで二〜三人前の折詰めで御進物向きでした。一人で味わいたくても量が多くて、お求めにくかったんです。そこで京寿司の四種を二切れずつ一人前の分量に盛り合わせにしたのが「京味津々」。これなら手軽に当店の京寿司を味わえます。品名は先代のセンスですが、お客様のリクエストから誕生したメニューなんですよ。箱寿司は骨切りした鱧を焼いて甘辛く炊き、包丁でのばして抜きます。伊達巻は海苔を挟んだすし飯に椎茸と焼穴子、海老そぼろを巻き、巻寿司も厚焼き玉子を中心に椎茸、三つ葉、海老そぼろを巻いています。

☆京寿司は手間がかかっていますね。ごはんもおいしい。〇当店のすし飯は甘めです。塩と酢でしめた鯖との相性は勿論、時間が経っても美味しさを保つ関西寿司の大切な要素。バラエティー豊かな京寿司をもっと身近に楽しんでいただければ幸いです。(☆は記者さん、〇は恵室社長でした)