11月も早や最終日。
先日、チャリティーの催しの打合せの為にお邪魔した、上京区の生麩のお饅頭を扱っておられる江戸後期創業の老舗のお店。
地下水を大切にされていらっしゃいます。
そしてお店の玄関の横に、その地下水を自由に汲めるようにして下さっています。


玄関の小間の床には、季節の素敵な掛物が飾られています。
10月の末にお邪魔した時は、お店の為に書かれた宗哲さんの短冊が。
「いざ汲まん 京をわけくる 石清水」
そして今月お邪魔した時には、鯨の骨。ご主人自ら沈みを工作されて、小菊が活けてありました。
小春日和の暖かな日で、戻りは鴨川の遊歩道を帰りました。
鴨川の右岸から左岸へ、或いはその反対へと、千鳥や亀の形の飛び石を渡る人達の楽しそうな笑い声も聞こえて穏やかな表情の川の景色でした。
京都の料理屋にとっては大切な地下水と、半世紀前には友禅染めなど、京都の産業にとっても大切な地下水や川の水でした。
想定外といわれる大型の台風が来た日本の昨今。荒れる川の恐ろしさを改めて知る事となりました。
そして他方、水への感謝の思いを常に京の人々はもっているとも思います。
そんなことを考えながら戻って来ますと、そうそうウチの社長もなあと思い至りました。営業終了後には地階の井戸水をポンプで汲み上げる傍に、お米とお酒とお塩を供えてはります。井戸の神様に。
そうでした、うちの店も地下水には永年、恩恵を受けていたのでした。
あらためまして、ほんまにおおきにです。