二月は逃げる、三月は・・・と申しますが本当にアッという間にこの月も終わろうとしています。
短い二月に、イベントも多く初午、節分、二の午、百貨店のごちそう展と続きます。仕事はそんな風なのでバタバタとしますが、プライベートで、これだけは見逃せないというのが「同明会能」。
京都の能楽囃子方の主催の会ですが、毎年人気は高まっています。勿論一般券は前以て入手していれば、以前は開場時に入れば座席はあったのですが、数年前からそれもむつかしくなりました。
主催者の方も色々と考えていただいたのでしょう、前年に入場券を入手してから、今度は、座席指定を別途確保しなければなりません。年明けから座席指定受付開始日を気にしながら過ごすわけです。
そんな手順を踏みながらも、今年の同明会能も見応えのあるものでした。特に「土蜘蛛」は迫力のあるものでした。
舞台の端から橋がかりの欄干を斜めに飛び越えての前シテの退場や、後シテの最後の佛倒れなど若い方々や、能楽堂には何だか敷居が高くて・・・とおっしゃる方々にも「お能って面白い!」と思っていただけること間違いなしの演目だったと思います。
翌日は流儀の定期能。こちらも季節感たっぷりの「箙」と「百萬」。
武具の箙に咲き誇っていた梅の一枝を手折って挿し、笠標にした梶原源太景季。直面の若武者、素敵でした。
能楽堂を出て友人と二人、御所の梅園を歩きながら、何百年を経たこの平成の世でも、同じように清らかな梅の香を楽しめる不思議さと、お能の余韻を楽しんだ事でした。
写真は御所の梅園と、東山七条の母校に用事で出掛けた帰りに立寄った智積院の梅。