夏の終り、台風に地震にと日本列島は自然の猛威に曝されました。皆様方には如何でしたでしょうか。被害に遭われた皆様には、お見舞い申し上げます。一刻でも早く、平常の暮らしが戻ります事を念じております。京都も多くの場所で被害が発生しました。嵐山でも、渡月橋の木製の欄干の片側が数十メートルに亘って内側に倒れました。その数日前に丁度会長と用事があって、阪急線の嵐山駅から、この橋を渡って目的地に行ったばかりなので、驚いてしまいました。
さて、8月の下旬、私共の店舗の在る町内会の地蔵盆に続いて、自宅の在る町内会の地蔵盆も一日違いでさせていただきました。当日はお地蔵様も大黒帽と涎掛け、お座布団の一式をハレの日用のものに着替えていただきます。


小雨の為、網代笠を被って来られた御住職の読経も済み、無事に今年の地蔵盆も終了しました。後片付けをしながら「今年こそ普段用の一式を作らせていただこう」と決心し、行動に移しました。普段着も可愛いプリント柄のを2組お持ちで、時折お洗濯をしているのですが、ところどころ色褪せたところも、増えてきたのは、いたしかたのないことです。今回は赤い無地のものにしようと思いました。寸法をとり、ざっくりと絵を描き、準備した布を裁って・・・と小さな可愛いお針仕事は久しぶりでした。お座布団と涎掛けが先に出来上がり、最後になった大黒帽の白い飾りの襞が思ったより分量が必要で、やり直したり、他の用事が出来てモタモタとしている内に台風21号がやってきました。前日昼には、伊勢丹、高島屋が全店休館と決まり、本店も休業と決定しました。翌日台風は予想通りの進路をとり、京都も激しい風に見舞われました。学校がお休みとなった孫達が、時折「大丈夫?怖いねえ。」と様子を見に来てくれました。その日は、完成真近の大黒帽の仕上げをしていたのですが、風の唸りにも落ち着いていられたのは、不思議です。

2018地蔵盆変更後 (2)
話は少し変わりますが、半月ほど前に片付けをしている時に、新聞の切り抜きをコピーしたものが出てきました。残念ながら原本がしわしわだったらしくかなり読み辛いのですが、何とか把握は出来ました。自宅の町内の地蔵盆の様子です。それも今から27年前の新聞記事です。殆どの方が鬼籍に入っておられますが、今年101歳になってもなお健在の母が後ろ向きの立ち姿で写っています。掲載時に94歳だった祖母も、母に手をとって貰っているのでしょうか、お焼香を終えた時のようで、コメントもありました。
今年は我が家の孫達4人が準備から、お参り、そして後片付けを手伝ってくれました。自治を守る為とか、そんな気概は全くありません。ただ、お地蔵様がここにいらっしゃって、日頃この町内を護っていただいている事への感謝の気持ちで地蔵盆をさせていただいているだけなのです。ごくごく自然な事だと私は思っています。

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