お盆も過ぎると、夏が行き秋が傍まで来ていると感じられて、丁度その頃「お地蔵盆を、せなあきませんね。」とお町内の方々と河原町通りで立ち話をいたします。毎年、お経を上げていただくお住職さんとの時間の打ち合わせや、お供え物のご相談等を町内会長さんを中心にいたします。
繁華街のお町内のことですので地元の子供達の姿はありませんが、京都では8月22日23日24日の地蔵盆は各町内で依然として続いています。時勢で土、日に振り替えておられるところも多いとはお聴きしますが。

「ひさご寿し」の属する塩屋町町内会のお地蔵様は河原町通から細い通りを東へ少し入ったところにおられます。常は1ヶ月の単位でお当番が廻って来てお掃除と毎朝のお水と1ヶ月の内の複数回のお花の取替えがお当番内容です。
本社が京都以外のお店のスタッフの方々には、町内のお地蔵様自体が何処におられるかもわからない方が多いこともあって、今のところは地のお店の方でお当番は担っています。お店はあっても、お住まいは別という方も多くおられますがお当番を受けて下さっているのは有難いことです。
こういう状況下でも、今年も変わりなく地蔵盆が執り行えることが出来て、済むとホッと安堵いたします。

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話は全く変わりまして、この20日にお狂言の良暢さんの五世茂山忠三郎襲名披露公演があり、京都観世会館に会長と二人で寄せていただきました。彼の小さい頃からご家族でご贔屓いただいてきたこともあり、お父様なきあと、この日を心待ちにいたしておりました。あれからもう6年が経っているとのことでした。
「翁」のあと、着替えてのお舞台上でのご挨拶は鳴りやまぬ万雷の拍手から始まり、思わず目頭が熱くなりました。「皆様で、僕を泣かそうと企んではるでしょう?」という良暢さん流のウケと笑顔で漸く、見所の我々がなごんだことでした。
ご子息の初舞台も近いとの事、今年の夏一番の嬉しい日でした。

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