この額を見るともう一つ思い出される事があります。

1980年代後半か1990年最初だと思うのですが、(確認しようと思いながら果たせません)会長と私が、開店当初からずっと今もおつき合いのある奈良吉野の製箸所のご夫妻と4人で吉野の「弥助」を訪れたことがあります。日本で一番古い寿司屋と言われて、歌舞伎にも登場するお店です。

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お店を永く続ける秘訣は何ですかという私の問いに、当時のご主人は「自分の代で潰すわけにはいきませんので、出来るだけ早く息子に継がせることです。」面白い答えやなあと感心したのを記憶しています。
お店のお庭では隠居されたお父様が盆栽の手入れをなさっておられるお姿も垣間見られて印象的でした。その時につるべ鮨の未使用の寿司桶をわけていただいて帰りました。

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その後何十年と自宅の本棚に置き、眺めるだけでしたが、前述のお茶会の時に皆様に観ていただき寿司桶も嬉しそうでした。

昨年の夏の事です。社長が京都の若手の寿司屋仲間と奈良の「弥助」に行って来たというのです。その時の写真がこれです。

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私達が訪れた時の御主人のご子息であろうと思われる男性が写っていらっしゃいます。私共も、2009年9月主人が会長に、長男が社長となり7年を経ました。

「弥助」さんも無事にバトンタッチされたのやなあと感慨深く思う今年の春です。