ちいさい秋②

今般ご縁があって秋の風景の日本画を得た。
早速会長が聚楽色の壁に掛ける。タイトルは「古都日和」。「ええねえ。」「うん、良かった。」「何処かなあ」「永観堂さん違うかな。」
あやふやな答えのままでは具合が悪いので確認の為、永観堂さんに行くことになった。

古都日和・清水 信行.jpg

四条河原町から「永楽屋」の前を三条に向かって(北へ)歩く。三条も過ぎ御池通も過ぎ二条通を漸く東に向く。二条大橋を渡るが工事の為に覆いが掛けられ、擬宝珠があるか、どうかは確認出来ないのが残念。
数日前のことである。店の4階で、お昼の賄いごはんを食べているO君と一緒になった。「擬宝珠のある橋と無い橋があるのはどういうわけ?」突然の私の質問に、「多分、豊臣秀吉の京都のまちづくりに関係しているかどうかやと思います。」との答え。
その日の事を思い出しながら、二条通をひたすら東に向かって歩く。擬宝珠って珍しいのかなあ?殆どの橋に、付いているものやと思っていたのになあと自分自身の思い込みに笑えてくる。

四条河原町から30分程度で、岡崎公園に到着。左にロームシアター京都、右に岡崎勧業館、暫く進むと京都市美術館、そして最近建物が新しくなった動物園。動物園を過ぎると二条通は白川通りで行き止まり。左に折れて5分で永観堂の右矢印の道に来る。右折して東に進む。大勢の参拝者、観光客で賑わっている中、久しぶりに永観堂の門をくぐる。最終ラウンドではあるけれど、紅葉はまだ日差しを受けてうつくしいと言える。庭園を道なりに進んで多宝塔が視界に入る。

ここからの構図やなあ、と思える地点に来た。間違いなくあの絵は永観堂だった。
腑に落ちると、頭の中がすっきりとする。来てよかったと思う。
片道徒歩小一時間の道のりを満足して帰途に着いた。

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